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鳥取市乳児等通園支援事業(こども誰でも通園制度)について。対象者や利用方法、料金について解説します

鳥取市乳児等通園支援事業が令和7年4月から開始されています。現在保育園などに通っていない3歳未満の子どもを対象に、月に可能な時間の枠内で自由度の高い通園を可能にする新しい制度です。
令和7年5月時点での利用可能な園は11カ所です。この記事では、制度利用の対象となる子どもや、申請方法について解説します。
鳥取市乳児等通園支援事業とは

別名「こども誰でも通園制度」といいます。以前は、保育園等を利用するためには、母親についての就労条件がありました。基本的に週4日以上、1日4時間以上勤務していることを証明する就労証明がないと保育園に入園申し込みをすることができませんでした(※家族の介護や他の兄弟の子育てなどの理由で通園が認められる場合もあります)。
鳥取市乳児等通園支援事業は、就労の有無に関わらず、月に決まった時間内で柔軟に保育園を利用できる制度です。令和7年4月から実施されます。
制度の対象となる子

「こども誰でも通園制度」の対象となるのは、以下の条件を満たした子どもです。
- 鳥取市に住民票があること
- 生後6ヶ月〜3歳未満であること
- 現在鳥取市内の保育園、幼稚園、認定こども園、企業主導の保育所に通っていないこと
「3歳未満」とは、3歳の誕生日の前々日までを指すようです。4月1日入所の場合、4月3日が3歳の誕生日であるなら、制度の対象になります。
利用時間と利用料

利用料は時間単位で計算されます。利用可能時間は、公立の場合平日の9時から16時まで、月10時間までです。公立以外の場合は各実施施設のホームページ等でご確認ください。
利用料は公立の場合1時間あたり300円で、給食やミルクを利用する場合は別途300円が必要です。料金は、通園した日のお迎え時に現金で園に支払ってください。また、公立以外の場合は、各実施施設のホームページ等でご確認ください。
申込み方法

令和7年4月分の申し込みは、鳥取市HPの申込フォームから申請できます。電子申請を行うと、鳥取市から認定証と利用カードが送付されます。その後、希望の園にお子さんといっしょに訪れて、面談と利用の予約を行ってください。
面談では、お子さんに食品のアレルギーがないか、安全に園で生活するためにどんな注意が必要かなどを保護者と園で共有します。
初めて利用する場合の予約は10日前までに行ってください。2回目以降の予約は1週間以内に行ってください。
申し込みは、
鳥取市役所駅南庁舎1階4番窓口 幼児保育課
のカウンターでも受け付けています。
利用当日の流れ
任意の時間に通園が可能です。通園したら、園の提示する二次元コードを読み取ってください。子どもは希望の時間分を園で過ごします。
お迎えの時間になったら、二次元コードを読み取って、その日の分の利用料を支払ってください。
利用上の注意点

予約が確定した時点でキャンセルポリシーの対象になります。注意すべきポイントを挙げます
- 日時の変更、キャンセルの連絡はできるだけ早く園に伝えましょう
- 当日の発熱、下痢、嘔吐などの体調不良はできるだけ早く園に伝え、利用は控えてください
- 無断キャンセルには利用時間分のキャンセル料の支払いが必要です
- 無断キャンセルが度重なった場合、その園を利用できなくなることがあります
- キャンセル料は利用日を含めた5日以内に園に支払ってください
- 公立以外をご利用の場合はその園の定めるキャンセルポリシーをご確認ください
令和7年5月時点で利用対象となる園
令和7年5月1日時点で乳児等通園支援事業の対象となるのは、鳥取市内の11か所の保育園となっています。その他の園は、利用準備が整い次第鳥取市HPなどで広報されるそうです。
利用対象の園です。
- (公立)鳥取市立富桑保育園
- (公立)鳥取市立美和保育園
- (公立)鳥取市立さつき保育園
- (公立)鳥取市立ひかり保育園
- (私立)浜坂保育園
- (私立)よねさと保育園
- (私立)わかば台こども園
- (私立)むつみこども園
- (私立)城北こども園
- (私立)アートチャイルドケア北園くれよん保育園
- (私立)大覚寺ひまわり保育園
富桑保育園とさつき保育園は、通所支援事業利用児のための特別なスペースを設けるのではなく、在園児と同じ空間で通所時間を過ごすようになっています。
美和保育園とひかり保育園は、「専用室独立実施」と言って通所支援事業利用児のための専用スペース内で保育が行われます。
乳児等通所支援事業「こども誰でも通園制度」まとめ

この記事では、鳥取市の乳児等通所支援事業について解説しました。「一時預かり事業」という似た制度も以前から実施されています。一時預かりの場合は一日利用または半日利用と利用時間に規定があるのに対し、こども誰でも通園制度は利用する時間の長さや、預けるタイミングをかなり柔軟に決めることができる点で異なっています。
その分、何日の何時から預けたいという希望をしっかり園側と共有し、予定が変わりそうな場合はすぐに連絡するように意識しておかなくてはなりません。
特に3歳以下の子どもは急な体調不良を起こしやすいものです。当日急な発熱があれば、まず最初にキャンセルの連絡を入れるようにしましょう。
大事な用事があるときだけ3時間預けたり、ちょっと子育てに疲れたなというときに子どもと距離を取ったりするなどの目的で利用してみてください。興味のある方は、鳥取市の電子申請サービスまたは鳥取市役所幼児保育課を利用してみてください。
詳細は鳥取市の公式サイトを確認してください!